SAGSという拠り所
毎日毎日暗い話ばかり書き綴ってきましたが、「本来こういったブログは“依存症から立ち直るノウハウ”を求められているのでは?」と思い、今日は少し前向きな話を。
先週からSAGSという依存症ギャンブラーとその家族を支援しているサイトに登録しました。
登録といっても、メールアドレスやニックネームの登録だけで済む簡単なものなので、興味の有る方は登録だけでもお勧めします。
サイトにはスレッドが立ち並ぶ掲示板なども有り、同じ悩みを抱える人たちと繋がりを持つ事も出来ます。
私もそうですが、近所にGAのような施設が無かったり、家族や友人にも打ち明けられない人はこの掲示板がきっと役に立つでしょう。
スレッドは断パチ(SAGSでは禁パチの事を断パチと呼びます)の達成日数によって、
“とにかく1週間、死に物狂いで頑張るスレ”
“1ヶ月チャレンジ”
“3ヶ月チャレンジ”
と言った具合に異なるスレッドが立ち並んでいます。
今までは他の人のブログ等で「今日で100日達成!!」なんていうのを見ながら、自分にはほど遠い日数だ...と感じていましたが、自分とほぼ同時にスタートした人をスレッドで見つけると、親近感とリアリティを感じます。
そんなSAGSですが、管理人のタカビーさんが書き記した「ギャンブル依存症克服への道」という書籍も紹介されています。
¥1,000という価格を高いと思ってしまうのがギャンブル依存症者ですが、パチンコでは10分も持たない金額です。
このお金で克服できるなら非常に安い買い物だと思います。
私も購入して読んでいる途中です。
Kindle版で出版されているので、スマホにダウンロードすれば周りの目を気にせずに読む事が出来ます。
ページ数も396ページとボリュームが有る上に、断パチをするにはどうすれば良いのか?というHow toも生活習慣や生活環境などを例としながら細かく記載が有ります。
ギャンブル依存症については他の書籍も読んできましたが、ノルアドレナリンが...副交感神経が...といった医療的な解説は殆ど無く、読みはじめから色んな意味で刺激を受ける内容となっています。
まだ途中なのですが、私の認識が変わった事として、
・依存問題と金銭問題は別
・「底尽き」など あてにならない
という話。
多くの依存症者は、負けたお金を取り返そうとパチンコ屋に通っていると思います。
でも、借金まで重ねてしまった私をはじめ、多くの方はギャンブルの負けをギャンブルで取り返す事は非常に難しいと思っている筈です。
毎日のように通ってしまう行為と、沢山のお金を遣ってしまったという事は別々に考える必要が有るという事。
更に、「もうお金が無い...どん底だ。」
と思っていても、一時の話で、お金の問題が解決したら再び通ってしまう。
私も経験しましたが、借り入れもMAXで手元に現金も無く、本当にどん底だと思ってから数ヶ月の間に結局数十万パチンコで負けた事もあります。
そういった何かのキッカケを底尽きとするのでは無く、「今...本当に今から底上げするんだ」という意識を持たなければいけないという事にはハッとしました。
先程あげた断パチという言葉以外にも克服とか復元という他の書籍では目にしない表現の仕方で書き綴られているので、一つ一つが新鮮で読み込んでしまいます。
人の目に触れないように読み進めているので進みは遅いですが、完読したらまた感想を述べさせて頂きます。
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