闇金ウシジマくん

心を掻き乱すマンガ「闇金ウシジマくん」

ドラマや映画で実写化もされたマンガ「闇金ウシジマくん」。
タイトル通り、違法な金利で貸し付けを行ういわゆる“闇金”を舞台に、貸し手側と借り手側のドラマを描いたマンガです。

あくまでもフィクションという事なのですが、描写がリアルで、思わず目を背けたくなるシーンも描かれています。

闇金というテーマのため、借り手側に関しては様々な理由でお金が必要となった人物が登場します。

買い物依存症であったり、異性関係、株で失敗したり...普通に消費者金融や銀行で借りられない人たちが集まってくる。

そこに度々描かれているのがパチンコ、パチスロ。

パチンコ依存症だったり、フリーターが通い詰めていたりと何度も描かれています。
ギャンブルと借金とは非常に近い関係性を持っています。

実際、SNSなどを見ていても闇金に手を出したあげくパンクした人も見受けられます。

普通であれば「闇金って怖いね。」という感想で済むかも知れませんが、ギャンブル依存症の私からすると、簡単に行けてしまう“向こう側”でもあります。

読み進めていくにつれて、その“向こう側”を想像して胸が苦しくなったり、心を掻き乱されてしまいます。

不思議なもので、このマンガは定期的に「◯巻まで無料」みたいに読む機会があり、その都度自分への戒めとして読んでいます。

「闇金なんて、手を出す訳無いじゃん」って思ってる人。
みんな始めはそうです。

「借金までしてギャンブルするなんて馬鹿げている」って思ってる人。
そう思いながら依存症には簡単になってしまいます。
そうなってしまったら金利が合法か違法かなだけで、貯蓄は底をつき、簡単に借金は膨れあがってしまいます。

もちろんマンガとしてのクオリティも高いので、楽しめるマンガですが、私を含めた依存症は一度は目を通した方が良いと思います。