依存症は心の病気
“いつか達成したいと思っている「卵」を多く持っていて下さい。その卵のことをいつでも本気で考えていれば、きっとなんとかなると思いますよ。”これはニュートリノ天文学でノーベル賞を受賞した物理学者、小柴昌俊さんの言葉。
私の「卵」はギャンブル依存性からの脱却と借金の完済です。
もちろん他にもいつか達成したいと思うことは有りますが、この二つは絶対に成し遂げないと幸せになれない卵です。
毎日頭の中は、お金の事と、パチンコをやめられない自己嫌悪でいっぱいです。
とても大きなストレスで、仕事中も頭からは離れません。
ただ、小柴さんの言葉の様に本気で考えていれば達成出来ると信じ込めば、前向きな気持ちになります。
ギャンブル依存性は心の病です。
「そんなの当事者の都合の良い甘えだ。」と言う人もいるでしょう。
「自業自得だ。」と言う人もいるでしょう。
私もそう思っていました...自分が依存症になるまでは...。
でも病気というのは本当なんです。
残念な話ですが、自分ではコントロール出来ないのです。
「パチンコはギャンブルなので勝てない。」という一般的な思考が、「10万勝った事が有る。」という都合のいい経験だけを捉えて「パチンコはギャンブルだけど勝てる時も有る。」という依存症特有の思考に書き換えられる。
一度書き換えられた情報は元には戻らない。
“たくあんは大根には戻らない”と言われるくらいです。
パチンコから離れていたのに、「動物園でキリンを見た」「テレビのテロップが赤字だった」「北斗の拳を...エヴァンゲリオンを...」なんていうチョットしたきっかけでパチンコへの衝動に駆られ、スリップしてしまう事があります。
ギャンブル場が無くならない限り、依存症とは一生の付き合いとなります。
悲しいですが死ぬまで続く一生の話です。
一生付き合いながら、ギャンブルと縁を切るには脳内の間違った思考を上書き修正してあげる必要があります。
「今日はパチンコを打たなかったからお金が減らなかった。」
「今月はパチンコを打たなかったらコレが買えた。」
「パチンコを打たなくなったから心に余裕が出来てきた。」
などなど。
ひと月ほど経てば大分楽になるらしいです。
ひと月か...私にはまだまだ先は長いですが、大事に卵を育て続けたいと思います。
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