依存症の成れの果て

朝、車に轢かれてペシャンコなネズミを見かけた。

通勤途中によくホームレスを見かける。

気分がどん底な時は、それらに自分を重ねてしまう。

街を歩く大学生を見ると、あの頃に戻りたいと思ってしまう。

電車に乗るとこの車両の中で自分が一番お金に困っていると思ってしまう。

よく考えたら1日の大半はネガティブな事ばかり考えている。

顔つきも変わってきたみたい。

鏡を見ると、そこには疲れきった男が一人。

既に目にも力強さは無く、ボロボロな表情。

結局、逃げ込む場所はパチンコ屋。

いや、ちょっと待ちなよ。

そのパチンコの所為でボロボロなんでしょ？

わかってる。

そんなのわかってる。

それが依存症。

頑張っている人を見ると嫉妬する。

成功者を見ると羨ましく思う。

頑張って自分もそっち側に行こうよ。

ふとした時に過去を振り返る。

あのとき...あのタイミングで...。

過去へは戻らない。

有るのは未来だけ。

私に残されているのは未来だけ。