依存症は本能との闘い。

いつも思いますが、何故パチンコを打ちたくなるのか？

負けて帰る時には疲れ切って「もうパチンコは打たない」と心の底から自己嫌悪に陥っているのに…。

既に数百万円もの借金を抱えているのに、何故今日は勝てると思ってしまうんだろう。

勝率を考えてみても圧倒的に負けてるのに...。

人間の脳は悪い経験についてはある程度忘れてしまうらしい。

ある本に書かれている事を引用すると、原始時代に狩りで失敗した事をいつまでも引きずっていたら飢え死してしまうからだそうだ。

狩りに成功した体験（パチンコで大勝ちした体験）が強く刷り込まれて脳内がアップデートされてしまうらしい。

つまり人間の本能。

ギャンブルに負け続けて依存症になる人は居ないでしょう。
少なからず大金を手にした体験がある筈。

今日こそは…と思い、何度もスリップしてしまうのは人間の本能だとして、それに打ち勝たないと。

人間が本能に打ち勝つには、“学習”という手段が有る。

パチンコに負けた辛さ＞パチンコで勝った嬉しさ

の図式を植込む事が出来ればきっと止められるのだろう。

勝った経験より負けた経験の方が圧倒的に多い。

だけど勝った時のドーパミンが脳内にあふれる状態はなかなか消せない。

あとは“諦め”。

「どうせ勝てない。勝っても次の軍資金にしてしまって結局負けてしまう。」

目先の数万円を欲しがる為に数十万をつぎ込んでしまう。

もういい加減学習して諦めよう。