ギャンブル依存症に底尽きはあるのか?
よく「禁パチは底尽きにならないと始められない」という言葉を聞きます。底尽きについての定義は人それぞれ有るでしょう。
お金が底を尽いたから?
家庭が崩壊したから?
そんなキッカケでギャンブルから足を洗おうと思ってもスリップしてしまいます。
特にお金についての底を判断するのは難しいです。
何故なら、小遣いなど余剰資金が無くなれば貯金に、貯金が無くなれば生活費に、生活費が無くなれば借金で...と自分が思っていた以上に底が有ります。
そして何処からも借り入れが出来ず、本当にお金が無くなり、困ったあげく最悪は犯罪に手を染めたり、自ら命を絶ったりするケースも聞きます。
果たしてギャンブルにそこまでの価値が有るのでしょうか?
私の場合、犯罪や自殺には至っていませんが、借金に借金を重ねてしまっています。
実際私も金銭的な底尽きを意識した事が有ります。
「もう底だ。全て終わった...。」
そう考えたのが昨年の11月です。
それまでもパチンコをやめようと毎日思っていましたが、正直底尽きだと思った事は有りませんでした。
そして底尽きを意識し、パチンコをやめるぞ!と決意した後...結局スリップを繰り返しました。
結果的に、私の場合は底尽きだと思っていても全く意味が有りませんでした。
ギャンブル依存症の天敵「慣れ」という怖さ。
何故こうなってしまうのかを考えました。習慣化してしまっているのはパチンコを打つ行為だけでは無く、お金を遣う事、借金をする事、いつもお金が無い事...など、経済的なことも習慣化されていました。
何十万、何百万も負け続けているのに、「どうせ1万円くらいなら消えても生活変わらないし、数万円勝てればラッキー」とその日の財布の中だけを考えてしまいます。
そして翌日、また翌日と1万円が消えていきます。
その日だけ考えると1万円ですが、振り返ると取り返しのつかない金額になっていました。
つぎ込んだお金を全て取り返せるとも思っていないにも関わらず、「1万円だけでも取り返せたら...」という甘い考えが頭をよぎります。
こういった思考の流れがルーティーン化されていて、ちょっと頭で考えただけでは止められなくなっていました。
パチンコで負けたり、借金が増えていったりすることは、ストレスさえ溜りますが、心身ともに慣れてしまっていたのです。
「習慣」、「慣れ」を断ち切るには
一般的に、禁パチを意識して1ヶ月、ホールに出向かない事の習慣化に3ヶ月、パチンコをしなくてもストレスが激減するのに6ヶ月ほどかかると聞きました。これはあくまでも習慣化の話です。
禁パチとの闘いは一生続きます。
時間だけ考えると、自信の無くなりそうな話です。
ところが、私はトライしたら絶対克服出来る糸口が有ると思っています。
それは、パチンコと関係の深い喫煙について、私は禁煙出来たからです。
どうして禁煙は成功出来たのか?これも考えました。
タバコというのは、私の中では「完全に必要の無いモノ」となったからです。
必要がないから吸わなくてもストレスが無い。
ストレスが有ってもタバコに依存しなくなる。
二つとも依存性の有るものなのに、なぜタバコだけ...。
この理由を明確に出来て禁パチにも応用すると禁パチが継続出来ると考えています。
ちなみに私はこの本を何度か繰り返し読む事で禁煙に成功出来ました。
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