依存症とSNS
私は依存症であることや借金を抱えていることなど、家族はおろか友人にさえカミングアウト出来ていません。ギャンブル依存症やアルコール依存症は、世間では未だ自己責任論が中心なのが現状です。
確かに入り口としては誰かに強制されたわけでもなく、自分の意思で手を出し自制が効かなくなるほど没頭してしまうわけで、私も当事者でなければ同様の考えだったかもしれません。
周りの人にカミングアウトをして“依存症は精神疾患である”と当事者が訴えても自己弁解と捉えられ、理解を示してもらうには相当の時間とエネルギーを要するでしょう。
私はその時間とエネルギーを自分に向けて使うことにしました。
自分のことを客観的に観察して、依存症関連の書籍やブログを読み漁り自分と照らし合わせました。
とはいえ依存症の問題は一人で抱えるには重すぎる内容ですし、自分で自分をコントロールすることの難しさはスリップを何度も繰り返すことで経験してきました。
私が禁パチを継続できているキッカケの一つとしては、過去の記事「禁パチ実践|準備篇」でも書いたように、SNSなどネット上の仲間の存在が本当に大きかったんです。
このブログを始める前はアメブロで日記を書き、同じく禁パチで頑張っている人達と繋がっていました。
禁パチの日数カウントやスリップを報告し、みんなに励まされたり、アンチから罵詈雑言を浴びせられたりした事も。
そしてスリップが続くと自己嫌悪の延長から何度もアカウントを作り変え、新しい人格としてリスタートをしていました。
今思うと依存症を克服しようとしているのですから簡単ではなくて当然です。
ありのままを伝えればいいのについつい見栄を張ってしまい、本題を見失っていました。
でも、使い方さえ正しければ依存症の克服にSNSは強い味方となってくれることは間違いありません。
GA(ギャンブラーズ・アノニマス)が近くに無いとか、一歩が踏み出せないという方はとりあえずSNSを拠り所としてはいかがでしょうか?
twitterで仲間を作ろう
いま私がメインで使っているSNSはtwitterです。@HAL.(https://twitter.com/HAL_600)のアカウントで沢山の方と繋がっています。
twitterの良いところは登録が簡単ということはもちろん、140文字以内という文字規制があるので気負わず言いたいことだけ簡単に投稿できる点です。
1日一言だけでもいいので自分の思いを呟けば、仲間と繋がります。
同じ悩みを抱えながら奮闘しているアカウントをフォローすれば、一緒に頑張っている気持ちになれます。
#禁パチや#禁スロとかで検索すれば沢山のアカウントがヒットしますのでどんどん絡んでいきましょう。
ただ、依存症の克服にSNSを利用する上で一番良く無いのは“嘘”です。
例えばスリップしているのに隠してカウントを続けるとか。
私の経験上、1回のスリップを隠しても2回、3回とスリップが重なった時、結局カミングアウトしちゃうんです。
本当は10日ほど前に既にスリップしているのに「今日スリップしちゃいました(涙)」と。
これを繰り返してしまうと何のためのSNSかわからなくなってしまいますよね?
挙句、アカウントを削除してしまうんです。
私も過去に何度もアカウントを作り直しました。
いい意味でtwitterは匿名性が高いので全て素直にカミングアウトしちゃえば良いのです。
自分の中に溜め込まないこと。
せっかく顔も名前も知らない人たちと繋がっているんですもの。
なぜSNSを始めたのかをもう一度考えてみましょう。
依存症を克服するためです。
自分を良く見せるためではありませんよね?
自己嫌悪でも良いと思います。
格好悪くても良いんです。
全ては依存症を克服するために始めたことですから。
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